Shio's 感じたことやら考えたことやら。。


by linsshio
みなさん、こんにちは。フィジーから戻りました。
見頃は過ぎましたが、今年の桜をかろうじて見ることができて、佳き春を味わっています。

今回のフィジーではいくつかのことをしてきましたが、一番の目的は、フィジーのハーブ文化から生まれるものを何らかの形にするための準備でした。

フィジーのハーブでのものづくりをしようと思ったのは、何年かフィジーのハーブについて調査をしながら、フィジーに暮らす友人たちと付き合うようになり、彼らの知恵、彼らの文化が私たちの中に呼び起こしてくれるものは、人類にとって、とても大切なことであると確信したからです。

調査をしながら教えてもらうはハーブのことばかりではありません。私が教えてもらった大事なことの一つは、「人間のもつ力は実は大きい」ということでした。植物も動物も、自分の近くに存在する自然をしっかりととらえ、考え、そしてメディスンを選んだり、必要なものを創り上げたりする..。それは、人間のすることに辟易としていた私にとっては、とっても大きなことでした。

太陽のような友人たちが、同じ地球の上で、人間の知恵と植物の力で編み上げられた文化を継いでいることは、大きな尊敬を私たちの中に産むと同時に、現代社会の変化の只中にあるフィジーの若者や子供達に、違う国から彼らの文化の素晴らしさを伝えたい気持ちや、彼らに今までのような豊かな時間の使い方を続けてもらいたい気持ちも出てきました。大きなことはできませんが、自分たちの次の世代に正しい仕事を用意するのは大人の役目だと思うようにもなりました。

今回はものづくりの原料として考えているいくつかのハーブをピックアップして、香りを抽出、蒸留、乾燥にトライしてみました。まずは研究材料として使います。

私にとって大事なのは、こういったことをフィジアンの友人達を一緒にすることです。特に蒸留はフィジーの文化にはないので、友人達にとっても新しいこと、彼らが興味を持たない限り、進めることに意味はないと思っています。少しずつ、関わってくれている若い人たちの興味の有り様や得意なところがわかってきたかもしれない・・。そう思いながら静かに無理なく一緒に進めていこうと思っています。

FijianTrad
〜 born in Fiji with plant power & human intelligence 〜
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# by linsshio | 2016-04-11 07:26 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
立秋も過ぎて、残暑厳しいけれども、暦の上では秋が始まった。
しばらく前の夏至の日に、友人5名で発起人となって「ウィル研」というのをつくった。「ウィル研」とは何かというと、「The Institute of Wild Intelligence and Liberal Arts」のこと。
そのままカタカナで連ねてみると「ワイルドインテリジェンス&リベラルアーツ研究所」ということだ。

夏至の日に設立しようねとプランをたてて、昨年の冬から少しずつミーティングを重ねて準備をしてきた。かいつまんでいうと、「近頃の人間は考えすぎだとよくいわれ、もっと感性をいわれるが、果たしてほんとうに考えているのか。脳を疲労させてはいるが、ほんとうに考えてはいないだろう。人間の元来もつ野性というものには、感性の他に、理性、知性といった、知恵を産む動物としての性質があるはず。それをしっかり使いましょうよ。」ということなのだ。

が、サイトはつくってみたものの、みなさんにどんな研究所なのか実感を持っていただけるようなことができていなかった。

そのウィル研、初のイベントを8/28の17時から日吉のヴィヴォの家にて開催いたします。
一つの言葉に焦点をあてて、その意味や性質を掘り下げていくことで人間の思考を探ろうという「ワードカフェ」というのもやってみます。

どんなものかと思う方、ぜひご参加くださいませ。ご参加の方は、school@totolab.comまでご一報ください。

8/28,29のマルシェのご案内を載せてみます。第一部のウィル研だけでなく、この2日は楽しく、なおかつとっても大切なメッセージを伝えてくれるみなさんが集合いたします。ぜひおでかけくださいませ。

ミッドサマーマルシェのご案内>>

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# by linsshio | 2015-08-16 23:22 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
6/17午後の二十四節気のハーバルレシピでは、急遽、ハマナスのお花の蒸留をいたします。それと、青梅のシロップ仕込みをします。いろいろ旬な頃でやりたいことが多くて困ってしまいます@^-^@あと4名お受付可能ですので、よかったぜひ。材料の用意の都合上、前日夕方5時までにお知らせくださいませ。

詳細こちら>>

北海道のかみでファームさんから、フレッシュな花びらが午前中に届きます。
そして早速蒸留を!といった予定です。
かみでファームさん>>
# by linsshio | 2015-06-11 10:02 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
来月から始まる「食べて効く緑のレシピ」。

昨日の午後は、講師をお願いする鷺島広子さんがヴィヴォの家のオーブンの調子チェックのために、ネトルのパウンドケーキを焼いてくださいました。そのあとの打ち合わせはネトルのケーキを味わいながら。緑の香りが口に広がり、ナッツのまろやかさやフルーツの甘みがとてもよく交わって、素敵なお味。

食べることは暮らしの中でとっても大切であることを強く感じるこの頃。健やかなものは美味しい。美味しさを引き出しながら頂いて、そして自分も健やかになりましょう。素材となるハーブがあって、調理法でその良さをどのように引き出すのか、そんなことも考えていきたいです。みなさま、ぜひご参加を。

ご案内はこちら>>
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# by linsshio | 2015-03-17 08:01 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

私はゲーテがかなり好き

私はゲーテがかなり好き。
ゲーテの著作はたくさんあって、全てを読んでいるわけではないけれど、これまで読んだ中で一番好きなのは、『自然と象徴』かな。

この本は、どのページを開いても、そこから読み始めることができる、つきあいやすい本で、その中にゲーテが考えている、根本的なことが散りばめられている。

例えば・・

われわれが眼にしている自然は、一見すると個々の特殊で多様な経験(経験的現象)にすぎないが、それはわれわれが自然をよく見ていないからなのであり、もっと注意深く自然を見つめれば、つまり、われわれの直観を純化すれば、もっと普遍的にして単純な現象が生き生きとした姿(根本現象)をあらわしてくるであろう。(Goethe)

ファウストが虹のなかに神なる太陽ばかりではなく、人生の本質をも看取したように、この聖なる奥処が自分自身のなかにもあるのを見出す。だからこのときに開示されるのは自然の秘密ばかりでなく、じつはわれわれの精神そのものである。(Goethe)

そうだね、そのとおり。 やはり私はゲーテがかなり好き。

ということで、4月からの「ゲーテに学ぶ植物形態学」をご案内します。
この講座では、ゲーテの自然科学論「植物のメタモルフォーゼ試論」をテキストにして、ゲーテの自然科学の考え方を追い、その観点からの植物観察を行います。それは、現在の「植物形態学」と大きく異なることはないのですが、考え方、ものの見方で意識するところがあって、それが自然をとらえるのに、また、人を知るのにも、とても重要なのだと思います。
植物分類学の父、リンネを、敬愛しながら、問題を提起する、そんなゲーテの言葉にも真実を感じます。

ゲーテに学ぶ植物形態学 〜《植物におけるメタモルフォーゼ試論』より >>

4/18(土)スタートで全6回です。ぜひご受講くださいませ。
# by linsshio | 2015-03-09 00:22 | お知らせ | Trackback | Comments(0)