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by linsshio

バッタとセロトニン

昨日の朝日新聞朝刊に、サバクトビバッタ(英語ではdesert locustといいます)が群れをなすこととセロトニンレベルの関連についての記事が載っていた。

・・で、ただいま聖マリ。一緒に、コオロギの行動変化とセロトニンの研究をしているいとちんこと、いとう先生とその話で盛り上がる。いとう先生、この記事のもとであるRogersらのScience 掲載の論文をプリントしてくれた。
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砂漠に生息しているこのバッタ、いつもは乾いた砂漠の中にぽつりぽつりとある緑の場所に少数で生息している。が、砂漠といえども雨が降る。そんな場合は、一時的に水が豊かになり、植物がそこに繁るため、バッタの数が増える。だが、やはり砂漠、やがて干上がるにつれてバッタは残り少ない緑の土地に集まることになる・・。そして大群になり、いきなり飛び立つ。バッタを養うことができる土地の許容量をオーバーしたということか。

この研究によると、このバッタ、普段は群れをなすことなく生活しているが、2つのきっかけによって群生スイッチが入るのだそうだ。1つは長期間、他のバッタの姿を見たり匂いを嗅いだりしたとき、そしてもう1つは後ろ足を継続的に触られたときのこと。ロジャースらは一匹ずつ隔離したバッタの後ろ足を、まるで他のバッタに触られるかのように、筆で2時間さすった。すると、群生になるための行動を起こし、体の色が変わった。そしてそのときの胸部神経節のセロトニンレベルが上がったのだそうだ。 論文によると、脳のセロトニンではなく、胸部神経節だそうだ。

感覚で環境をどう認識し、どのように行動するか・・そんなことの決定に関わりがあるらしいセロトニンはおもしろい。

ロジャースたちは私たちの論文も読んでくれたかな~・・と、いとう先生と話した。なぜって私たちが参考にした論文も参考文献として載っていたから。

2月3日の朝日新聞の記事

別件ですが、数日前の朝日新聞には、タミフルとエフェドリン、もしくはカフェインで、若い雄マウスが興奮行動を起こすっていうのがあった。これも、関係ありそうだな~。

2月1日の朝日新聞の記事
by linsshio | 2009-02-04 17:07 | 日々のこと