都市大学で川の健康調査

去年、一昨年と等々力渓谷矢沢川、多摩川と世田谷区の水調査をした。今年はしないで終わるかなーと思っていたら、今年もしました川の健康調査。都市大学の化学実験の講座で、環境分析実験を行い、大学の近く、世田谷区を流れる同じく多摩川ファミリーの一員、丸子川のCOD(化学的酸素要求量)を測定した。この値によって川の汚れの原因である有機物の量がわかる。矢沢川は清流並み、多摩川もフナや鯉が棲めるくらいきれいという結果だったが、丸子川も同じく、鯉やフナが棲めるきれいな水という結果だった。

確かにじっくり眺めてみると、川べりに草も多く、そしてアメンボもすいすいすーいと川面を滑っている。そして、おっと大きな黒い鯉が3匹、おいしそうにいや元気そうに泳いでいた。
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ここ丸子川は、その昔、江戸時代から使われている水路「六郷用水」の一部で、江戸の皆さんの生活や農業に欠かせない生活河川だったそうな。この平成の時代にもきれいな流れで、江戸の皆さんにもご報告できる。よかったです。
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そして神奈川県鶴見川の近くに住む学生が、鶴見川の水を持ってきて測定してみた。さすが日本の汚い川第三位にランクインするだけのことはあって、測定する前から黴臭いことがよくわかり、案の定CODの値も高かった。

生活排水を流さぬようにして、鶴見川もきれいにしよう!マヨネーズとかてんぷら油とか、川の健康にはかなりよくないようです。
by linsshio | 2009-07-01 06:39 | 日々のこと

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