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by linsshio

イランのハーブの話を聴いた

先週の18日木曜の夜、グリーンフラスコのバロンホールでJAR(難民支援協会)のセミナー「Lights for Rights~こころを照らす光」が行われた。
当日、まずはGF林さんの「世界のお茶と世界の香り」で、白地図を机上において、ハーブロードの印をつけながら、あ~世界のあちこちから植物のエッセンスが届いているんだな~とティーや香りを堪能。
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それに続いてイランからの日本にいらした難民のDさんがイランのハーブティーの話をしてくださった。

Dさんは元看護士さん、そして元料理人でもある。アゼリ民族、故郷はイランの北部、アゼルバイジャンに近いタブリーズという町。ローズが有名だそうで、ジンギスカンの息子がこの地を制圧しようとしたときに、あまりに素晴らしいローズの香りに酔いしれ、この地を壊すなんてそんなことができようか!・・と涙を流した場所だそうだ。地図をみると、イスラム、ユダヤ、キリスト教の聖地の近く、考えただけで大変な地だなと思った。。

タブリーズは高い山に囲まれ、サバラン山は4811m、チューリップが一面に咲き、美味しい蜂蜜がとれることで有名だそうな。そしてサハンド山は3750m、ということは我らが富士山とほぼ等しいが風景はずいぶんとちがうみたい。そこに生える草は脂肪分が多いんだって。それで牛から一日2回もお乳がしぼれるらしく、ヨーグルトがめちゃめちゃ美味しいそうだ。

で、ハーブの話。・・このあたりから面白すぎて私の瞳孔は開きっぱなし。すみませんがはっきりいってこれが難民支援のイベントなのかなんなのかまるで忘れている自分の世界に突入。やはりその地のハーブのことをその地の人にきくのはとってもおもしろいっ!

雷鳥が食べる草キャキリッチオティは血圧安定、悩み解消、ヤプルースと言われる野生のミントは香りもしっかり、扁桃腺炎のとき鍋でにて蒸気吸入するんだそうな。とっても効きそう。けもけもで可愛いマルサンジュシュも風邪に良し、血圧に良し、リラックスさせてくれるそうだ。ギョーザバンは見るからにデルフィニジンが多そうな青い花、風邪にいい。そしてミントといってたけどバジルかな~でもバジルのことは別にいっていたから違うのか、なにしろバジルシードのように水に入れると蛙のたまご状になるミントの種は整腸作用があるそうだ。
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(左手前から右回りに、マルサンジュシュ、ギョーザバン、キャキリッチオティ、ミントの種)

Dさんの家族は季節になると山に登ってこれらのハーブをみんなで採集するんだって。前に生薬学会でユナニ医学の発祥の地、中近東の薬草商の話をきいたことがある。イランにはドクトルアラフィという薬草医がいるとDさんは話してくれた。Dさんにはもっとハーブのこと聴きたいし、ハーブを使ったイランのお料理も味わってみたい。

国や人の文化って素晴らしい。がしかし、その文化を背負っているからこそ対立がうまれてしまうのも人間の悪いところ。どうにかならないものか・・こうやって知らないところの生活文化や人間性に触れる機会があると、遠い国もとなりのおうちに思えてくる。井のなかの蛙にならぬよう、まずは知ることから、そして世界に対してしっかりと大人でいよう。そして私たちも日本のことをしっかり語れる日本人でありたいものだ。
by linsshio | 2010-02-24 08:40 | 日々のこと