ぴかぴかの一年生気分

先週、今年度初めて東邦大学へいった。そしたら研究生用の学生証を発行してくれて、なんだかぴかぴかの一年生気分で、からっとリフレッシュした。そんな先週は温かい春の日が続いて鷺沼の桜も見事だったのに、ん~、今日は冷えたね~。。

先週、東邦でやっていくことを整理していたら、ハーブのこんなこと研究しようと思っていた気持ちがふつふつと甦り(?)どうなるかみてみたい気持ちの純粋さって大事だなと思った。

またゲーテの話なんだけど、彼の『自然と象徴』を読んでいると、これってある意味、私のちょっとしたバイブルみたいなものかもって思ったりする。

生き生きとした観察を心がける人が自然と人間との相互作用を確信すると、すぐにも彼は、無限に広がる2つのものを認めるであろう。つまり一つは「対象の側における存在と生成の多様性、あるいはまた存在と生成が生き生きと織り成す関係の多様性」であり、他の一つは「観察するその人自身の側において自分の感受性と判断力に新しい受けとめ方や新しい反応の仕方を絶えず習得させつつ、自分自身を無限に完成していく可能性」である。(ゲーテ)

彼は形態学の論考を進めるにあたり、こういっている。

熟視は観察へ、観察は思考へ、思考は統合へと必ずや移行するものであって、だから世界を注意深く眺めているだけで我々は既に理論化を行っているといえる。(ゲーテ)

彼は観察を重視した。いかに見るか、いかに感じるか、それはとても重要だ。そしてそれを理論化したとき人は大きな幸福感を得るのだろう。ゲーテは人間の習性を書いたのか、それともゲーテ自身のことを書いたのか、いずれにせよそれは私にも比較的しっくりぴったり当てはまる。そして数学では数列が一番好きなことを思い出した。私は律を見つけるのが好きなのだ。

あるものの本質を表現しようとしても、およそ実を結んだためしがない。だが作用を捕らえることはできるし、この作用をもれなく表現すれば、そのものの本質をも包括したことになるかもしれない。(ゲーテ)

私もそう思う。その事実を重ねていくことが、それを正しく記録することが大切で、そしたらいつかとてもシンプルな真理が現れてくる気がする。しっかし、人間てずっと同じこと考えているんだね。

先週は東邦大学のハーブガーデンをじっくりみた。匂いをかいで、さわり、あるものは味をみた。こういうことから、離れては絶対にいけない。

花冷えの今日は、S女子大の2年生にアロマテラピーの話をした。20歳くらいの女の子達が、ふむふむと勉強している姿をみると、なんだかかわいい。スクールバスに乗ったら、後ろの座席から「一年付き合った彼とはなかなか別れられない」っていう話が聞こえてきて、私のあの頃のいろんな風景を思い出したりした。
もしかして私も学割で映画見れたりするのだろーか。いつまで学生やっとんじゃ。
by linsshio | 2005-04-13 01:54 | 日々のこと

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