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by linsshio

COP10関連イベント「地球の薬箱を救え」に行ってきた

現在名古屋ではCOP10が行われていて、今日もいくつかニュースがあった。2020年の生態系保全目標について「絶滅危惧種の少なくとも10%の種について保全状況を改善する」との項目については数値目標を削除することになったとのことで、様々論議は難航しているのだろうな~と思われる。
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さて私、この19日火曜日にグリーンフラスコのお仕事として、このCOP10の関連イベントである「地球の薬箱を救え」というワークショップにいってきた。主催はトラフィックイーストジャパン
トラフィックイーストジャパンは不正な野生生物の取引を監視・調査するNGOであって、現在薬用植物保全や遺伝資源に関する問題が大きくなっていることからこのワークショップが開催された。

野生植物を過剰に利用すると、生物多様性だけでなく、人々の健康や暮らしが脅かされるということに警鐘を鳴らすとともに、自然のなかで植物と共に生きる賢人たちの話をきく機会を与えてくれて、トラフィックの取り組みについてきくことができた。

賢人たちは3名、ブラジル、アマゾンのヤワナワ族のチーフであるタシュカ・ヤワナワ氏、ケニアのイヤク族のリーダーであるアンドリュー、ナイネネ・レレコイティエン氏、中国伝統医療の医師ツァン・イー氏であった。
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それぞれ自分たちのコミュニティでどのように植物とつき合っているのか、植物療法を実践しながらどのようにして自然の中での調和を保っているのか・・話してくれた。ケニアにしてもブラジルアマゾンにしても、父から子へ、母から子へと自然との礼儀あるつき合い方が伝授され、それと共に子どもたちは薬用植物の知識も得ていく。私にとってはフィジー、ラケンバでの暮らしとだぶった。

会場からの「私たち現代のこの社会に住んでいるものはどうやったらいいのか」との質問に、ヤワナワさんが「耳を澄ませることが大事。それは森のなかでなくてもできる」と言っていた。
そうだな~と思いながらも、私たちの生活ですべきことは、私たちが具体化していかないと難しいとの思いももった。これら賢人たちの教えや家族とのつながり、自然とのつながりを受けとめながら、私たちのすべきことはずっしりとある。

クリッシー・ワイルドウッドが著書『アロマ・インセンス事典』の中で以下のように述べている。

~世界中の先住民は土地、文化(または部族)そして先祖の魂とつながっていると心のそこから感じていることを認めるのは重要なことだ。原始の頃から存在する源から切断された生命は、目的や意味のない生命になる。~

そして、彼女はバイオパイラシーを抑制するための国連の生物多様性条約での提案について、「これは企業が先住民も遺伝子資源の商業的搾取による恩恵を受けることを確かめたにすぎず、残念ながら依然として根本的な不安の対処にはならない。市場が遺伝子を所有することを正当化すると生物多様性が減退する。」と書いているのも印象的だ。

さて、賢人の一人、ケニアのアンドリューさんのお召し物はこんな感じ。とてもいい。
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そして、ブラジル、アマゾンのヤワナワさんのフェイスサインはこんな風。美しく力強かった。
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by linsshio | 2010-10-23 23:07 | 日々のこと