Shio's 感じたことやら考えたことやら。。


by linsshio

数日前に裏磐梯に行ってきた

地震が起こって2日経った。そのときはセミナーの最中で、桜のリーフの浸出油を漬け込んだままとるものとりあえず、建物を出て世田谷公園に避難した。ヒマラヤスギの数本立つ森に入るとそこには静かな空気が流れていて、波が立っていた心がその空気と同じように少し鎮まった。

その数日前、私は今年のプログラムのことを考えようと、裏磐梯に住む友人、安珠さんのところを訪れていた。そこは、一面の白い雪の世界、眩しい太陽と雪が照り返す光とで、きらきらとそれはそれは美しかった。冷たい空気やそびえ立つ磐梯山はきっぱりと厳しく、それは私の脳を取り出して洗ってくれるような清々しさがあった。

地震の後、家に帰る為に数時間を歩き、出張の準備をして眠り、そして次の日に大阪に来た。夕方には家族が無事帰宅したことを確認でき、そして起こったことと向き合う時間がとれたのは昨日の夜のこと。ニュースをみると被害は凄まじく、何かできることはないのかと自問しながら気持ちはあせった。原発のことは会見やニュースをきいても何を信じていいのかわからず、人間の浅はかさと無責任さに憤った。

やがて世間からの情報が自分の思考のキャパシティを超えているので遮断したいと思った。こんなこと初めてだ。お風呂に入り、桜の香りを嗅いで眠った。目が覚めてまず思ったのは今日は早く家に帰ろうということ。なんだか涙が出てきた。そして、私がすべきことが少しずつ見えてきたことを感じている。

新聞の一面には大きく福島の原発のことが書かれている。頭を整理しようと思ってノートに向かったら、心に出てきたのは、数日前の裏磐梯のこと、あんじゅさんやしげさん、猫たちとの穏やかで刺激的な愛おしい時間やきらきらと美しい雪の風景だった。だからまず、そのときの裏磐梯の美しさを載せてみます。人間の浅はかさはこの美しさの前に、あまりにも失礼だ。


雪野原。カラマツたちも体の下は雪の中。
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光を浴びて立つ。
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花咲くハンノキ。
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猛獣の親子の足跡ではありません。安珠さんとわさびの足跡。わさびは猫です。
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うささん走る!わさびも私たちも興奮。
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中森家の薪ストーブ。
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ひとがた。左が私で右が安珠さん。
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静かに動く。
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by linsshio | 2011-03-13 10:15 | 日々のこと