私はゲーテがかなり好き
2015年 03月 09日
私はゲーテがかなり好き。
ゲーテの著作はたくさんあって、全てを読んでいるわけではないけれど、これまで読んだ中で一番好きなのは、『自然と象徴』かな。
この本は、どのページを開いても、そこから読み始めることができる、つきあいやすい本で、その中にゲーテが考えている、根本的なことが散りばめられている。
例えば・・
われわれが眼にしている自然は、一見すると個々の特殊で多様な経験(経験的現象)にすぎないが、それはわれわれが自然をよく見ていないからなのであり、もっと注意深く自然を見つめれば、つまり、われわれの直観を純化すれば、もっと普遍的にして単純な現象が生き生きとした姿(根本現象)をあらわしてくるであろう。(Goethe)
ファウストが虹のなかに神なる太陽ばかりではなく、人生の本質をも看取したように、この聖なる奥処が自分自身のなかにもあるのを見出す。だからこのときに開示されるのは自然の秘密ばかりでなく、じつはわれわれの精神そのものである。(Goethe)
そうだね、そのとおり。 やはり私はゲーテがかなり好き。
ということで、4月からの「ゲーテに学ぶ植物形態学」をご案内します。
この講座では、ゲーテの自然科学論「植物のメタモルフォーゼ試論」をテキストにして、ゲーテの自然科学の考え方を追い、その観点からの植物観察を行います。それは、現在の「植物形態学」と大きく異なることはないのですが、考え方、ものの見方で意識するところがあって、それが自然をとらえるのに、また、人を知るのにも、とても重要なのだと思います。
植物分類学の父、リンネを、敬愛しながら、問題を提起する、そんなゲーテの言葉にも真実を感じます。
ゲーテに学ぶ植物形態学 〜《植物におけるメタモルフォーゼ試論』より >>
4/18(土)スタートで全6回です。ぜひご受講くださいませ。
ゲーテの著作はたくさんあって、全てを読んでいるわけではないけれど、これまで読んだ中で一番好きなのは、『自然と象徴』かな。
この本は、どのページを開いても、そこから読み始めることができる、つきあいやすい本で、その中にゲーテが考えている、根本的なことが散りばめられている。
例えば・・
われわれが眼にしている自然は、一見すると個々の特殊で多様な経験(経験的現象)にすぎないが、それはわれわれが自然をよく見ていないからなのであり、もっと注意深く自然を見つめれば、つまり、われわれの直観を純化すれば、もっと普遍的にして単純な現象が生き生きとした姿(根本現象)をあらわしてくるであろう。(Goethe)
ファウストが虹のなかに神なる太陽ばかりではなく、人生の本質をも看取したように、この聖なる奥処が自分自身のなかにもあるのを見出す。だからこのときに開示されるのは自然の秘密ばかりでなく、じつはわれわれの精神そのものである。(Goethe)
そうだね、そのとおり。 やはり私はゲーテがかなり好き。
ということで、4月からの「ゲーテに学ぶ植物形態学」をご案内します。
この講座では、ゲーテの自然科学論「植物のメタモルフォーゼ試論」をテキストにして、ゲーテの自然科学の考え方を追い、その観点からの植物観察を行います。それは、現在の「植物形態学」と大きく異なることはないのですが、考え方、ものの見方で意識するところがあって、それが自然をとらえるのに、また、人を知るのにも、とても重要なのだと思います。
植物分類学の父、リンネを、敬愛しながら、問題を提起する、そんなゲーテの言葉にも真実を感じます。
ゲーテに学ぶ植物形態学 〜《植物におけるメタモルフォーゼ試論』より >>
4/18(土)スタートで全6回です。ぜひご受講くださいませ。
by linsshio
| 2015-03-09 00:22
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