秋も深まりました。

日も早く暮れるようになり、風を冷たく感じる日が続くようになってきました。
みなさん、お元気でいらっしゃいますか?

9月はオータムマルシェをはじめとして、イベントが続き、気がつくとあっという間に過ぎてしまったようです。
でも振り返るとたくさんの経験をした月でもありました。

9月の半ばから終わりまで、トトラボのフィジーのテクニカルスタッフであるトカイ(Timoci Mawi)が来日しました。
来日翌日の清里での上田高校スタディツアーをスタートに、日吉のヴィヴォの家でのマルシェや、高槻のアロマ・フランスさんでのセミナー、大阪はHolistic Living Herbs for Mの木下政津子さんとの開催セミナー、そしてフロスヴィータの京ヶ島弥生さん主催の鎌倉いしわたりでのイベントと多くの場所で日本で私たちの近くにいてくださるみなさんと触れ合う機会をいただきました。

トトラボでのトカイのお仕事は、オリジナルプロダクツであるFijianTradを作り上げる過程で蒸留をしたり、ハーブをドライにしたりとといったところから、最近では日本への発送などもィジーから日本に着くまでのほぼ全てを担当してくれています。

いつもはフィジーのラケンバ島にいるトカイに、自分が収穫して、蒸留して、やがてできあがるプロダクトを、日本のみなさんがどんな風に手にしてくれているのか、そんな様子を実感してもらうというのは、彼の日本滞在時の大きな目的の一つでした。

日本のみなさんにも、フィジーの文化を体験していただく機会をつくって、より近くにフィジーを感じていただけたら嬉しいとも思っていました。トカイには、フィジーの正装、タパ布でつくったスルを着てもらい、伝統的な嗜好飲料カヴァカヴァを飲み交わすセブセブをしてもらい、そして、ココナッツのミルクからオイルを仕上げる過程を体験するココナッツワークをしてもらい、そして腕のタトゥーに描いたストーリーも話してもらいました。
このワークを通して私自身、改めてフィジーの文化を捉える機会となりました。ご参加いただいたみなさんに感謝、ハーブ文化を繋いでいるフィジーのきめ細やかな心持ちを感じ取っていただけましたら嬉しいです。
一生懸命はたらいてくれたトカイにも感謝です@^-^@

フィジーは私にたくさんのことを教えてくれる場所です。無理なく無駄なく、海や山や家族やご近所や、自分を取り巻くあらゆるものと丁寧に付き合うことで生まれる人の知恵を感じさせてくれたのはフィジーです。そんなフィジーから来たトカイには日本はどんな風に見えたのでしょうか。

日本とフィジーは全然違って、日本は先に行っていて、いろんなことを味わいつくしてきている国でしょ?
薬もたくさんあって、そんな国の人たちが、ハーブのこと、フィジーのハーブのことを知ろうと思って集まるのはとっても興味深いと思った。新しく薬を使えるようになってきているラケンバで、ある日ネーナが薬を手にしようとしたら、そこにきていた人が、ネーナ、その薬はどこから来て何でできてるか知っているのか?ときいたことを思い出した。
そんなことを言っていたのは印象的でした。
そして、車も豊富にあって不自由なく乗れるはずの日本の人たちがよく歩くといって感心していました。こんなふうにスタスタよく歩くからみんなスリムなんだねと言っていました。

トカイはラケンバに、かまどの火と川を流れる水を使う蒸留場所をしっかりつくるために準備を始めました。
これからのFijianTradにご期待いただけましたらとても嬉しいです。

Shio
2018年10月15日


by linsshio | 2018-10-15 23:05 | 日々のこと

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