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by linsshio

ザ・コーポレーション

今日はひょっこり時間ができたので、渋谷のuplinkでthe corporationを観た。権力で握り潰された米メディアFOX社の記者たちの取材をもとに、企業っていったいどんなものか?どんなことをしてしまうのか?・・といったことを、いくつかの人間悪の観点から検証していって、チョムスキーやらマイケル・ムーアやらいろんな人たちが語りかけるといった形のドキュメンタリーフィルム。驚いたり、あきれたり、ぞっとしたり・・華やかで楽しくて人を豊かにするぜといった風なこれみよがしな企業の顔の裏に隠れた現実を続けざまに見せられる。こういうことを為しているのはすべて人間なわけだから、人間の欲ってすごいもんだね。こういった企業活動で大きな利を得ているのはごく一部なはずなのに、ほとんど利を得ない人でさえ、そのために動いてしまえる。浅はかさも無知加減もすごいもんだ。戦後の日本でDDTを手に「世のため人のため」と思って吹きかけている米人、吹きかけられて笑っている日本人、「ジャップも大喜び」と放送する米メディア。収益の一部を子供基金にとタグに書いた米企業が安い賃金で発展途上国の子供達を過酷に働かせている様子、それが告発されたら、「知らなかったのよ、ごめんなさい。」と謝りながら同じことを続ける着飾った経営者。・・書いたらキリがないが、いろいろ頭に来ることばかりを見せられた。そして意思なく動くことの罪深さもずっしりと感じさせられた。意思のない人間は無意識のうちに被害者にも加害者にもなりうるのだ。
生活者の視点で衝撃的だったのは、モンサント(アメリカの食品会社)の牛乳を生産する牛がホルモン剤漬けであるということ。病んだ牛の姿をみると、人間の罪深さに気持ちが沈むし、自分自身の首を絞めていることも恐ろしく、まずは個人レベルでも意識をしっかり持つ以外生き残る道はない!と思わせる。あの牛乳・・絶対飲みたくないもの。
企業側のコメントで救いに思えたのは、米国のカーペットメーカー、インターフェイス社のCEOアンダーソン氏がしっかりと地球環境的な視点で持続可能な企業活動について「続けられないのならやめる」ときっぱりと述べていたこと。
さて、この映画は「call to action」、つまり行動を呼び起こす映画とのこと、確かに自分で何かしようという気にさせられた。個人でできることとして、まずは最近のマイブーム、お弁当の世界で動いてみよう。なるべく自然の生き物の姿で手に入るもの、玉葱だとか茄子だとか、生肉や生魚だとかを自分の手で料理することにする。そしたら間で何が起こっているのかという不安が減るし、そういう人が増えたら危ない食べ物が社会から不要になっていくもの。豆乳もできるだけ豆腐やさんで買う。賞味期限がやたらと長い食品は食べないようにする。こう考えると自給自足が一番スッキリする姿だな。
それにしてもマイケル・ムーアの突撃ブラックジョークには惚れ惚れする。彼は「ボーリング・フォー・コロンバイン」で米国とカナダを比較していたけれど、この映画も米国で潰されたものがカナダで日の目をみたようなもの。カナダってどんな国?

「ザ・コーポレーション」のサイト
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by linsshio | 2006-03-08 16:55 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(0)