Shio's 感じたことやら考えたことやら。。


by linsshio

カテゴリ:観た・聴いた( 28 )

しばし何も書かずに時が過ぎたが、今日から16日まで夏休み。今日は午後から雷が鳴って、このあたりでもぴかぴかごろごろいってた。ここのところみた映画、ふたつ。
ひとつは「美しい人」、もひとつは「ローズ イン タイドランド」。
「美しい人」は、9人の女性の日常の生活の断片を切り取った映画。その中に悶々としたものや輝くものがひょこっと入っていて、そして知らないうちに関わりあっているというル・シネマにぴったりな感じ。
そして、天下のテリー・ギリアム"Tideland"。乾燥しきった草むら、どこかに犬の死体でも転がっていそうで、蠅やらがぶんぶん飛んでてっていう、なんだかうおんうおんいっているような、何かが起こっても全然不思議じゃなくって見つかりもしない・・ちょこっとデビット・リンチ風なアメリカの田舎の匂いむんむん、そしてめちゃめちゃな人たちの姿に人間の可能性の大きさが見えるようない~い感じの映画だった。もうすぐおわっちゃうかな、おすすめです。

美しい人
ローズ イン タイドランド
by linsshio | 2006-08-12 17:44 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(0)

祝!はじめての能と狂言

昨日のお昼はEriyoさんに誘われて、千駄ヶ谷の国立能楽堂にはじめて能と狂言を観にいった。能楽堂の門が見えたあたりから、その落ち着いた趣に気分が盛り上がり、会場に入ったら更に心地よい気分になった。お能の舞台は、ほんとうは外だそうなので、周囲には玉砂利がひかれて、正面には松、そして舞台を取り囲むように松が配置されているのだとEriyoさんに教わった。ふむふむ。そして、はじまりのとき、五色の幕の向こうから聞こえてくる音に気持ちはわくわく。最初は狂言。これが楽しくてけらけら声をだして笑ってた。題目は「無布施経(ふせないきょう)」といって、お経を読みに在家のところにいったお坊さんがいつもいただけるはずのお布施がなかなか出てこないのでどうにかして思い出させようと奮闘するさまを描いたもの。お坊さんの心の葛藤やらいらいらする気持ちやら、ばつの悪い様子など、うま~く笑わせてくれる。茂山万作さんという方がお坊さんを演じていらっしゃって、すばらしかったです。その後、休みを挟んで、「是界(ぜがい)」というお能。こちらは日本の仏法を妨げようと天狗がやってきて、戦うという話。天狗の衣装がすばらしくって、サクラメントのパウワウでみたネイティブアメリカンの衣装を思い出した。また行ってみようと思ってます。
国立能楽堂のサイト

そして夜はAyaちゃんと、あざみ野のすすきのの湯に行ってきた。雨が上がってぼうんやり霞んだ月を眺めながら露天風呂に入り、これまたいい気分。
うちに帰って、ゆっくりとAliceさん手造りのお香を立てた。甘い香りと共にてびねりな感じが優しくってあたたかい気分になるのです。霞み月夜によく似合う。

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by linsshio | 2006-04-14 01:17 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(5)

ザ・コーポレーション

今日はひょっこり時間ができたので、渋谷のuplinkでthe corporationを観た。権力で握り潰された米メディアFOX社の記者たちの取材をもとに、企業っていったいどんなものか?どんなことをしてしまうのか?・・といったことを、いくつかの人間悪の観点から検証していって、チョムスキーやらマイケル・ムーアやらいろんな人たちが語りかけるといった形のドキュメンタリーフィルム。驚いたり、あきれたり、ぞっとしたり・・華やかで楽しくて人を豊かにするぜといった風なこれみよがしな企業の顔の裏に隠れた現実を続けざまに見せられる。こういうことを為しているのはすべて人間なわけだから、人間の欲ってすごいもんだね。こういった企業活動で大きな利を得ているのはごく一部なはずなのに、ほとんど利を得ない人でさえ、そのために動いてしまえる。浅はかさも無知加減もすごいもんだ。戦後の日本でDDTを手に「世のため人のため」と思って吹きかけている米人、吹きかけられて笑っている日本人、「ジャップも大喜び」と放送する米メディア。収益の一部を子供基金にとタグに書いた米企業が安い賃金で発展途上国の子供達を過酷に働かせている様子、それが告発されたら、「知らなかったのよ、ごめんなさい。」と謝りながら同じことを続ける着飾った経営者。・・書いたらキリがないが、いろいろ頭に来ることばかりを見せられた。そして意思なく動くことの罪深さもずっしりと感じさせられた。意思のない人間は無意識のうちに被害者にも加害者にもなりうるのだ。
生活者の視点で衝撃的だったのは、モンサント(アメリカの食品会社)の牛乳を生産する牛がホルモン剤漬けであるということ。病んだ牛の姿をみると、人間の罪深さに気持ちが沈むし、自分自身の首を絞めていることも恐ろしく、まずは個人レベルでも意識をしっかり持つ以外生き残る道はない!と思わせる。あの牛乳・・絶対飲みたくないもの。
企業側のコメントで救いに思えたのは、米国のカーペットメーカー、インターフェイス社のCEOアンダーソン氏がしっかりと地球環境的な視点で持続可能な企業活動について「続けられないのならやめる」ときっぱりと述べていたこと。
さて、この映画は「call to action」、つまり行動を呼び起こす映画とのこと、確かに自分で何かしようという気にさせられた。個人でできることとして、まずは最近のマイブーム、お弁当の世界で動いてみよう。なるべく自然の生き物の姿で手に入るもの、玉葱だとか茄子だとか、生肉や生魚だとかを自分の手で料理することにする。そしたら間で何が起こっているのかという不安が減るし、そういう人が増えたら危ない食べ物が社会から不要になっていくもの。豆乳もできるだけ豆腐やさんで買う。賞味期限がやたらと長い食品は食べないようにする。こう考えると自給自足が一番スッキリする姿だな。
それにしてもマイケル・ムーアの突撃ブラックジョークには惚れ惚れする。彼は「ボーリング・フォー・コロンバイン」で米国とカナダを比較していたけれど、この映画も米国で潰されたものがカナダで日の目をみたようなもの。カナダってどんな国?

「ザ・コーポレーション」のサイト
by linsshio | 2006-03-08 16:55 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(0)

僕のニューヨークライフ

久しぶりによく晴れて、春がもうすぐな日曜日。恵比寿ガーデンシネマでウッディ・アレンの「anything else」を観た。日本のタイトルは「僕のニューヨークライフ」。主人公の男の人も、そしてクリスティーナ・リッチが演じる相手の女の子も、出てくる人たち、みんな可愛かった。しょうもなくって、でも憎めなくって、、そんな人たちを描かせたら、やっぱりウッディ・アレンだね。セントラルパークの、あれは多分午後、斜めから差す太陽の光がまぶしくって心地よい。その空気にビリー・ホリディが合うんだな〜。


音を出してお楽しみ下さいませ↓
「僕のニューヨークライフ」ってこんな映画
by linsshio | 2006-03-06 08:19 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(0)

サウンド・バム

Chihoさんが滝の音のことを書き込んでくれたので、ちょっと紹介したくなった、サウンド・バム。サウンド・バムは、世界各地に旅にでて、その場所の音を楽しむという、パイオニアの岡田さんたちが取り組んでいらっしゃるプロジェクト。街角の音、森の中の音、朝の音、、さまざまな音を集めて聴いて、その場の空気をちょこっと味わうことができる。
サウンド・バムでは、旅に出て音を集めた後、たまに、それを楽しむイベントを行っていたりもする。以前に、メンフィスからミシシッピ川沿いを行く旅で集めたサウンドを味わうのに、行きましたらこれが、なかなかよいのです、ん~旅に出たくなる、お尻のあたりがうずうずしてくる、なんだか夢が広がる音の世界です。生活の音って素敵だね。
サウンド・バムのサイトでも、いろいろな音を楽しむことができる。地図の吹き出しをクリックすると聴けるので試してみてください。
サウンド・バムのサイト
by linsshio | 2006-02-05 19:53 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(2)
c0002089_0513278.jpgクリスマスのあたりに聴いていたマーカス・ロバーツのこの一枚なのですが、クリスマスが終わった26日の夜に聴いたらやたら心にしみてきた。これは大晦日にもぴったりだと思い、2005年に祈りを捧げる一枚となりました。何かとさよならするときに聴きたい一枚。蛍の光がとてもいい。し~んとしたピアノです。今夜も聴こう。
by linsshio | 2006-01-05 00:43 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(2)
さっきテレビをつけたら、マーチンスコセッシが撮ったドキュメンタリー映画『No Home Direction』をやってた。1963年っていうからちょうど私が生まれた頃。その頃売り出し中で、すぐに時の人となったボブディランのおっかけ映像。
誰だかが言ってた。-ユングのいう集団的無意識というのがあるのなら彼はアメリカの集団的無意識に向けて歌っていた。-
が、その集団こそ曲者。彼の発する言葉を社会的という型に押し込めて、メッセージは何かと問う人たち。知りもしないで勝手に自分のイメージを作っていく周りの人たち。100人集まっても本当をわかるのはひとりいるのか。。若い彼の苛立ちがよくわかる。
それにしても、少年ボブディランを見て、若いって美しいことだとまたもや思ってしまいました。少年ミックジャガーを見ても、そう思った。

さて、クリスマスの飾りを買いました。キャンドルの熱で、上についたトナカイがくるくる回るのです。暗くするときらきらしてとてもきれい。
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by linsshio | 2005-11-24 01:11 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(2)
明日はハロウィンで10月ももう終わり。最近やっと夜は寒いくらいになってきたけれど、もう11月だものあたりまえだよね。先週実家に帰り、母と昇仙峡に行ってきたけれど。まだなぎなたこうじゅとか咲いていたりして、爽やかな秋の日だった。あったかいよね、今年。

今日はtotoとチャーリーとチョコレート工場をみた。おもしろかった。リズムもいいし、思わず帰りには踊ってしまう。そしてジョニデの独壇場。生き生きと楽しそうだった。ティムバートンって、のりのりであんなこと考えていたら、うきうきしたまま深みにはまって夜も更けて朝が来て、ばりばりポテチかなんか食べちゃってそしてぶくぶく太ってってるんだろうな。いい子が幸せでいてそれが安心できるし、いい映画。いやな子や親たちはお仕置きされるけど、まあ変わらず帰っていったけれど。

c0002089_1841011.jpgさて、10月はお仕事的には新しいことも始まって、けっこうちゃきちゃきしています。形ができていくってなかなか楽しいものよのう。しっかりと遊んでそちらもちゃきちゃきしています。
この前、お友達と夜に飲み、食い、しゃべり、またもや気がついたら夜中の3時。始発を待ってお帰りになりました某友人が、一芸をしないと帰れないんだといったら、朝にはネズミになっていました。かわいいのう。

c0002089_18412139.jpgで、前に作って頂いたクリソコラのペンダント。もともとの枠が白い人となって生まれ変わったのです。これも素敵なのだよ。どちらも軽くなって伸び伸びと元気になりました。ちょっと走ったりするとイーグルの羽根があたってチャカチャカと音を立てて楽しいのです。こちらはfavoritesというお名前をつけていただきました。
by linsshio | 2005-10-30 18:43 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(0)
先週の火曜日に御茶ノ水でぽこっと時間が空いたので、前からいつ見ようかとおもっていた『亀も空を飛ぶ』を観た。これは、トルコ国境に近いイラク北部、クルディスタンの町アルビルで生活する子供達を描いた映画。多分哀しいだろうなと、でも観ようと、思っていた映画。
でも、その始まりは美しかった。イラクの岩山、断崖絶壁、水、風の音、青い空。その岩に立った一人の少女が青い空に向けて翔んだ。哀しいけれど美しかった。
へんな風に力を持つもののとばっちりはこんな風にやってくる。不条理で切なくて、とてもやるせない、腹立たしい気持ちになるけれど、そんなところでも子供達は強い。生まれたときから戦のなかに生きているのだろうけど、そのなかできちんと生活をしている子供達がいる。彼らの笑い顔をみていると、確かに「亀も空を飛ぶ」と思えてくる。できないことは何も無い。

亀も空を飛ぶはこんな映画
by linsshio | 2005-10-09 20:07 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(2)

クレールの刺繍

23日の秋分の日、たぶん早めに観ておかないと終わっちゃうかな~と思いながら『チャーリーとチョコレート工場』に出掛けたら、異様な混みようでげんなり。品川翁で蕎麦を食べるか、はたまたル・シネマで映画か・・と考えて、映画の日としてみた。
『クレールの刺繍』・・とてもいい映画だった。フランスのある田舎町。閉鎖的な空気の中で、ふつふつと過ごす17歳のクレール。クレールは仕事先の妻持ちの男の子供を妊娠していて、産んだら里子に出そうかと思っている。で、クレールは刺繍をこつこつとしていて、村に住み、最近息子を失くした刺繍職人のエリアキン夫人に弟子にしてくれと直談判しに行く。そして、二人の時間を過ごすうちに、二人の間には尊敬やら愛情やらが育っていくという話。
空気がとてもよく、ちょっと気難しいクレールも、それに負けないほど気難しそうなエリアキン夫人も好みのタイプ。閉鎖的な田舎の中、唯一パリの香りが漂うエリアキン夫人は、クレールにとっては未来に羽ばたく扉のようなもの。物を作るってすばらしい。帰りに思わず刺繍キットを買いそうになった。そして、こうやって作っているラクロアにもびっくり。素敵なはずだ。

クレールの刺繍はこんな映画

さて、そして昨日はリストランテ・トト。あやちゃん、まつごんが来て、食べた食べた。秋といえば茄子。おいしかった茄子のパスタ。まつごんのモンゴル報告を聞きながらいろんなところにいきたくなった。
by linsshio | 2005-09-25 18:18 | 観た・聴いた | Trackback | Comments(2)