祝!はじめての能と狂言

昨日のお昼はEriyoさんに誘われて、千駄ヶ谷の国立能楽堂にはじめて能と狂言を観にいった。能楽堂の門が見えたあたりから、その落ち着いた趣に気分が盛り上がり、会場に入ったら更に心地よい気分になった。お能の舞台は、ほんとうは外だそうなので、周囲には玉砂利がひかれて、正面には松、そして舞台を取り囲むように松が配置されているのだとEriyoさんに教わった。ふむふむ。そして、はじまりのとき、五色の幕の向こうから聞こえてくる音に気持ちはわくわく。最初は狂言。これが楽しくてけらけら声をだして笑ってた。題目は「無布施経(ふせないきょう)」といって、お経を読みに在家のところにいったお坊さんがいつもいただけるはずのお布施がなかなか出てこないのでどうにかして思い出させようと奮闘するさまを描いたもの。お坊さんの心の葛藤やらいらいらする気持ちやら、ばつの悪い様子など、うま~く笑わせてくれる。茂山万作さんという方がお坊さんを演じていらっしゃって、すばらしかったです。その後、休みを挟んで、「是界(ぜがい)」というお能。こちらは日本の仏法を妨げようと天狗がやってきて、戦うという話。天狗の衣装がすばらしくって、サクラメントのパウワウでみたネイティブアメリカンの衣装を思い出した。また行ってみようと思ってます。
国立能楽堂のサイト

そして夜はAyaちゃんと、あざみ野のすすきのの湯に行ってきた。雨が上がってぼうんやり霞んだ月を眺めながら露天風呂に入り、これまたいい気分。
うちに帰って、ゆっくりとAliceさん手造りのお香を立てた。甘い香りと共にてびねりな感じが優しくってあたたかい気分になるのです。霞み月夜によく似合う。

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by linsshio | 2006-04-14 01:17 | 観た・聴いた

Shio's 感じたことやら考えたことやら。。


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