トトラボ主催の清里 夏の森の植物療法野外実習。
2011年 07月 20日
今回のテーマは「生命の煌めきをみつめる」。生命も太陽の光もきらきらと輝く成長の季節、夏。ネイディブアメリカンのメディスンホィールでは夏は南の方角に当たる。
~南は、夏の温かさを抱いている方角だ。夏は無垢と学習と成長の時を意味する~
・・とこの言葉は『それでもあなたの道を行け』という本に記された、南の説明。
そう今回のプログラムでは森に入り、無垢になり、生命の美しさを感じたいと思っていた。
最初のプログラムは、キープ協会環境教育事業部みけさんに担当いただいての森歩き。暑い都会から涼しい清里へ、そして少しずつスローダウンして深呼吸する時間を作った。
清泉寮を出発して森の中へ。森のチャペルの前で、みなさんとご挨拶のゲーム。葉っぱじゃんけん。みんな思い思いに3つの葉を手に勝負に挑む。

一番小さい葉はど~れだ? 香りの強い葉はど~れだ?葉脈の網目が細かい葉はど~れだ?各々マイ葉っぱの勝負強さにかけるのだった@^-^@

夏の森は、太陽がまばゆく葉に当たる。光と植物で創り出す夏の影はとっても美しい。ひとりひとり画用紙を持ってきらきらとした夏のアートを楽しんだ。こちら私の、光の絵。

しばしひとりの時間。座ったりごろんとなったり、心静かに、森の植物と同じように太陽の光を心地よく受けた。きらきらとして美しい時間。

そして午後3時をまわる頃、森から清泉寮に戻る。戻りがてら草原での摘み草ワーク。ヨモギ、オオバコ、スギナ、イブキジャコウソウ、ウツボグサ、そしてテレッドクローバー。その後の摘み草ワークに関係のある植物を摘んだ。こちらは今先ごろのウツボグサ。喉の痛み抑えて呼吸をらくにしてくれる日本のハーブだ。西洋の近縁種はセルフヒールというお名前。自分を癒すセルフヒール。

摘み草プログラムでは、しっかりと摘み草を味わおう!まずはパウダーづくり。3人ずつのグループに分かれて各々違う植物を担当。和薄荷、スギナ、タンポポ、カキドオシ・・。ミルサーで砕いて、そして茶漉しでコシコシとパウダーにする。

そして、労働の甲斐あっての味わいの時間。清里特産、濃厚なミルクのジャージー牛のアイスクリームに各々のパウダーをかけてよ~く混ぜて味わう。ハーブによって異なるが概ね細か~くしてよ~く混ぜるのがコツ。こんなふうにパウダーバーに集まって試食中のみなさん♪

そして摘んだ草たちの活用法をお話。森からの帰り道で収穫した樅の枝葉でエアフレッシュナーも仕込んだ。
ふぅ。一つ体を動かしたところでお夕食のお時間なり。こんな感じにゲットしてみた。気持ち良く食が進む。色とりどりの美しいお野菜たち。

ポークも美味しかった!甲州の豚だそうな。

そして夜の部は、画像がないけれど、「フィジー、南の島の天然生活」。私の薬草調査のフィールドであるフィジーはラケンバ島の、無理のない、無駄のない生活を紹介した。日本の現実とラケンバの島の人たちの暮らしは違うけれど、同じ根を持っていることを感じる。だから日本人もやればできる、賢い生活。フィジーの幸せな飲み物、カヴァもすこし味わってみた。
・・そしてプログラムは2日目へ。
2日目はまずはみけさんと森の中へ。森には新しい命が生まれていて、でもこのままだとやがて枯れてしまう実生も多かったりする。
最初のプログラムは、森の生命を優しく育むLife in the forest。手をつかって森の土の柔らかさを感じながら小さな鉢に実生を移す。心惹かれるちびっこと出会えて、生命の尊さを感じ入るプログラム。ありがとう、みけさん。

そして秋冬に備えてのレメディーづくりはモミのバルサム軟膏づくり。写真を撮り忘れてしまったけれど、こちらはモミ樹脂を採取している様子。モミが自分の体を守るために用意している樹脂、バルサムを分けて頂く。私たちには皮膚の修復とそして、胸に塗って呼吸器系の不調に力をかしてくれる。

こちらはみんなでフィジーの器、タノアに水を貼って浮かべてみた清里のお花たち。風に揺られて、ゆらゆら浮いてとても可愛い。

西の魔女が死んだ。・・の植物療法ネットワーク、2月終了。
2011年 03月 02日

おばあちゃんちにごあいさつにいったあとはその後のワークのために冬の森でモミの収穫。


煮ている間に私から林さんにバトンタッチ。魔女の現在・過去・未来についてのお話を聴いた。魔女って時空を超えて生きている。あの森にいた魔女が今この森にいるという感じ。

一時間ほど煮て、そして少し冷ましてからの魔女の香油絞りの図。ギュッと魔女のエキスをしっかり絞る。その手で握手、そして互いにハンドマッサージが始まった。

夜はマシュマロを焼いて、語らい、そして露天風呂で早く動く雲に隠れる16番目の月を眺めた。寒かった~。
・・一夜明けて朝。富士山ってやはりにっぽん一の山。少しだけ霞んだ空気の向こうに、幾重にもなった山並みが、そしてその上に富士山。

この日も二つのワークショップ。林さんの話となおさんこと関谷尚子さんのポマンダーづくり。

雪の後少しずつ陽が昇っていくころ、草原に出た。そして音の輪を作ったきらきら輝く時間。

関谷さんのフラワーエッセンスのお話しを聴きながら、とっても楽しい時間を過ごした。殺菌効果のあるクローブをみかんにポスポス刺していく。そして出来上がったのは、こんな感じのポマンダー。魔除けのポマンダーでもあるので、どこかに結界を張りたいときにでもつかってみようかな。

プログラムは2日間。同じお釜のご飯を頂き、いい仲間ができたね。雪の草原に立つ雪だるまファミリーもこんな風に山並みを眺めている。

さて森の風景を二つ。一つは夏のお花を冬につないでいるのりうつぎ。誰が立てたか雪の上にぽつっと一人。

雪の森には太陽の光がいっぱい。落葉して枝だけになった葉の隙間から輝く。そんな森に春の兆し。咲きました、ハンノキの花。

・・次回の西魔女植物療法ネットワーク企画は3月です。少しずつ春が近付いている清里の森にぜひ。
おばあちゃんは名心理カウンセラー>>
トトラボの清里高原冬の森ハーブ実習 二日目。
2011年 02月 23日

すっきり目を覚まして清里の朝。天気に恵まれキラキラしてる。

美味しい朝食のあと、まずひとつめのプログラムはみけさんに冬の森に連れていってもらった。一年のうち一番光が入るだろう冬の森に心や体を慣らしていく。

冬の森で拾い物。次のプログラムではその拾い物をしっかり活用しよう!

清里の水を使おうと思ったら、沢が凍っていて水がくめない。では、清里のつららを使ってみようとつらら採集。シャキッと鋭いつらら、水の秘めたる力が凝集、いったい世界のどこのあたりを飛んでここ清里の屋根まで集まったのだろう。

枯れているけれど、香り豊かな草も集めてみる。禊のハーブ、ヨモギ、そしてナギナタコウジュ。薙刀の形をしたナギナタコウジュはちょっと臭いけど効き目ありそうな香り。血流を促進して発汗作用があるそうな。なんだか女性ホルモンに良さそうな香りでもある。。そしてこれはセルフヒールの仲間、夏枯草。利尿作用が強く、むくみによい。

そして部屋に帰ったら、昨日染めたバッグやバンダナに森のスタンプ。これ私の。まずは配置を考える。

創作活動に没頭中。

で、こんなふうにできました。

写真とれなかったがランチ後は森の枯れ草の香りを温浸油でとって、ミルクローションを作った。うちに帰って並べたの図。

そしてプログラムも終わりに近づき、最後のシェアリング。二日間のことを思い起こしてみる。冷たい空気にきりりと聡明さを頂いたような二日間だった。どうぞこれが人間の知恵につながりますように。
一日めはこちら
トトラボの清里高原冬の森ハーブ実習 一日目ルポです。
2011年 02月 03日
一つ、静かな冬の森に生き物の兆しをみる。
も一つ、冬の次に春が来ることを感じる。
・・ということで、キープのレンジャーさんのみけさんに森に連れていって頂くときもそんなこと意識した。森を体験し、そして森の植物や自然の産む恵みを収穫してお部屋で活用してみるといった流れ。
初日は、1月末にしては穏やかな天気に恵まれた。ご参加頂いた方々、冬の身支度を整えて、いざ森へと出発。まずは牧草地の方へいって、そこでみんなで探し物。

探したものは何か・・。というと、これでした。こちら、鹿のふん(そういえばふんふんふん、鹿のフンっていう歌があった)。冬は鹿の食べ物になるものが少ないが、大勢で草むらに現れてむしゃむしゃとひとときを過ごすそうだ。

さすがに冬の清里、標高1400mくらい。寒い。こんな風に霜柱の地底豪邸があちこちに出来ていた。こういった土の上に気を許して体重をかけると、ばさっと足が落ちるのだった。ばさっ。

冬の森をずんずんと進む。そしてこのあたりで雪の森とお話し。みけさんが「自分に似ているものを森で探して、自己紹介のつもりでみんなに紹介しましょう!」という。四方に枝を伸ばした木、静かな冬の森で緑を残している隈笹の葉、皮がむけて三色くらいのぶち模様のりょうぶの木・・など、森の中に静かに光る個性を自分に重ねてみんなでピックアップ。自分のことを客観的にみるにはいい時間だった。ちなみに私はとけて水になって水蒸気になって消えていく霜柱。あ~そんなさっぱりした人生を送りたい・・@^-^@

こちら、夏にみつけた自分の木との再会を喜んでいるお姿。よくぞ覚えていたっ!

そして森の小路を前の人と十分な間隔を開けて静かに一人歩いてみた。こうやって自分がこの森で過ごすペースをつかんでいく。自分を心地良い状態に保てる自分自身のペース。

森の中にはこんな大きなモミの木がいる。私たちよりずっと長く生きていてこの森から世界の様子を感じている。厳しい冬の森にも緑の生命をたたえるモミは私たちに力を与えてくれる。

そして森散歩の最後にモミの葉と枝を収穫する。今晩はモミの葉と枝を使ってリップクリームを作るのだ。

さて、ハーブのプログラムは3つ。どんなものかということとそれぞれのテーマは・・。
その1~植物染めに挑戦!~メディカルハーブの新しい魅力に出会う。色に出会う。
その2~ぷるぷるリップクリームづくり~厳しい冬にも緑の生命力をたたえるモミの木。油の包み込むような温かさを感じる。
その3~お肌しっとりクリームづくり~冬枯れした植物に生命の証をみる。流れる水の清らかさを感じる。
まずはその1の植物染め。身近な植物であるタマネギの皮から色を抽出して、エコバッグ、バンダナ、軍手を染めてみた。タマネギの色は主にケルセチンが作っている。媒染剤として、ひとつのお鍋ではみょうばん、つまりアルミニウム、そしてもうひとつの鍋では、清里の誇る温泉の湯。これ、どうみても鉄が多い。私たちが森散歩をしている間にキープの兼松さんがタンクにいっぱい採湯してくれた。

ぐつぐつ煮て、そしてそのままにして、私たちは夕食タイム。森も歩いたし、体を動かして空腹もピークのため、みんなでよく食べた。野菜も肉も美味しいっ!

・・さて、満腹の私たちを待っていたのは、じっくり染まっているはずのものたち。みんなですすいで、ほらこんな風になった!黄色がみょうばん、そしてやはり温泉水を使ったものは色は薄いが茶色が強く出た。大地の力で染まったよ~。

その後は昼に収穫したモミの葉と枝を準備して、まずは温浸油を作って、その後リップクリームづくり。モミの成分を抽出した温浸油にみつろうを溶かして、リップ型に入れて固めるのだった。柔かな唇を冷たい風邪から守ってくれるリップクリームができあがり。

・・これで一日目のプログラムは終了。キャンドルを灯し、キープの山本さんに暖炉に火をつけてもらい、ホールは更に心地良い空間に。キャンドルを前に丸く座ってみんなでおしゃべりタイム。


そして時はこくこくと経ち、あっ温泉に入らねばっ!という時間になって解散。明日の朝が待ち遠しい。外はしんしんと雪が降ってきた。しんしんしん。。(続く)

清里ポールラッシュ祭 カンティフェア
2010年 10月 20日
清里についたら確かに秋。雲の様子も空の澄み渡る風も秋そのもの。草原はこんなふう。

少しずつ紅葉が進んでいる感じ。来週にはまた彩り美しくなっているはず。

ポールさんが舞台中央に。出店もたくさん、ミュージックも生バンドが入って楽しくて花丸。うちの父親が行ったのはこれが理由だったのね~と思った。

久しぶりにパレードというものを見た。totoと15年前くらいにいったサンクスギヴィングのときのNYメイシーズ以来だ。何のパレードかってトラクター。清里の地を開拓したジョンディア号が登場。気分は盛り上がる!

これは二日目の朝食。イタリアンの出店で野菜スープとフォカッチャをゲット。ちょっと泡の少ないカプチーノもカフェラテと思ってゆるしてあげる。芝生に座って食べるのは、すこぶるおいしい。

清里で植物療法ネットワークでした
2010年 09月 07日

そしてこんな感じにできたMy terarium。

夜は焚火カフェ。GF林さんと降矢先生のツーショット。大学のホームカミングディで屋台を担当するOB二人という感じ。作っているのは林さんがタンポポオレ、降矢先生がホットワイン。

メディカルハーブレッスンではおばあちゃんちのお庭と散歩道の植物を五感で味わい、かまどで沸かした湯でミントの蒸気吸入&手浴。

あ、書きそびれた。朝ごはんの野菜がきれいでおいしくて大満足なのでした。

・・ということで次は10月の清里で「西の魔女の植物療法フェア2010」。ぜひいらしてくださいませ♪
グッバイ清里。
2010年 08月 12日
さて、小海線に乗り込み、もうすぐ小淵沢。あしたからは裏磐梯で薬草リトリート。感度良好でいきたい。雲の切れ間に稜線がきれいだ。明日はたぶん晴れる。

ここのところのグリーンフラスコ清里店
2010年 08月 11日

明るかった昨日は雨の日バージョンを返上して、晴れの日バージョンにトライ。こんな風になりました。森の空気に揺れるおばあちゃんのふきんがよいでしょ~。

私は毎日2回のワンコインセミナーを担当しているが、昨日は林さんのレクチャーの日。森の中、甲州地鶏のコケも一緒にきくなか、和気あいあいと笑い声が響き渡った。テーマは「西の魔女のアロマーとハーブ」。楽しそうっ!


そしてそのまま雨降りに突入。今日も霧の中の一日だった。
おばあちゃんのサンルーム。おばあちゃんのメッセージの残るガラス板は、見るたびに胸がきゅんとなる。

グリーンフラスコ清里店
2010年 08月 10日
今日はワンコインセミナーとナイトツアーを行った。ハーブのこと、西の魔女のこと、知って頂けたことや感じて頂けたことが多いといいな。

おばあちゃんちへ出勤途中
2010年 08月 09日
朝はキープの職員食堂で、たまごに納豆、のりに味噌汁に梅干し、そしてジャージー牛乳で大満足。気力体力充実の高原の朝。今日はワンコインセミナーを2回やります。林さんも来て、明日は林さんのセミナーです。当日参加大歓迎!
女子寮は職員食堂ともおばあちゃんちとも少し離れているので朝歩くこと20分ほど。いい散歩です。散歩途中に、パン工房、ジャム工房があって、これがまた美味しい。そのあたりでぱちり。

